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みんな幸せ
舞い降りる
2008年03月20日 (木) | 編集 |
例によって放置しすぎました。
広告出ててびっくりしました。
「追記します」みたいなこと書くと、そのまま放置する傾向が強いと気づきました。
マイペースなのでしょうがないと思います。

んでもって、週末に雪東宝と花青年館を観てきました。
キタ茶にも行ってきたよ。神がいるよあそこには。


   *    *    *

『舞姫』の世界をあらわす、適切な言葉が浮かびません。
幸せな生活、忍び寄る不安、訪れた別れのとき。
キレイで、辛くて、痛かった。

エリス。
彼女は彼を理解しない。
理解できない。

ただ佇まいが、狂気をはらむ。
彼女の顔は、観えなかった。
世界が、壊れる。


やさしく彼女を愛した芳次郎の、嘆きが見える。
絵を愛し、描き続ける彼の、痛切な思い。
帰りたいとは決して言えず、理解してくれる人もいない。

彼は、少しでも救われただろうか。
愛した人と、わかってくれる人に見守られ。
一人ではないと、そう思えただろうか。


二人を好ましく思っていた、豊太郎。
新たにドイツへ旅立つ若者にかける言葉は、ただあたたかく。
結果的に自分が見捨てざるを得なかった色んなものを、受け入れているように響いた。
違う道は無かったかと、そう思いながらも、受け入れて。
ドイツで出会ったすべてのものを、糧としていた。

若者には、彼の輝かしい姿しか見えない。
彼は清濁のみこんで生きてきたのだけれど、それは伝わらない。
知っていて、彼は若者に未来を託す。

   *    *    *


…というわけで、舞姫は消耗戦でした。

ヨシがぶっちぎっていい男でね。
マリィがかわいくてかわいくて。
エリスは存在が奇跡のよう。
トヨの静かな慟哭が、劇場の空気を動かす。

濃密な時間が流れていました。
空気に重さがある。
舞台の温度が、客席に伝わる。

いい舞台をみることができたと、こころからそう思います。
東京に来てくれて、ありがとう。
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